
まさか包装資材で止まるとは。ナフサ不足でジビエのレトルト商品が作れない現状

北九州ジビエでは現在、人もペットも食べられるジビエ商品の開発を進めています。
イノシシ肉を使い、人が食べてもおいしく、ペットにも安心して与えられるようなレトルト商品を作りたい。
そう考えて、試作や商品化に向けて準備を進めてきました。
しかし、思わぬところで大きな壁にぶつかっています。
それが、レトルトパックの不足です。
まさか、包装資材で止まるとは思っていませんでした
ジビエ商品を作るうえで大切なのは、もちろん中身です。
どの部位を使うのか。
どのように加熱するのか。
味付けはどうするのか。
人とペットの両方が食べられる内容にするには、何を入れて、何を入れないのか。
そういったことばかりを考えていました。
ところが実際には、商品を入れるためのレトルトパックが確保できない。
まさか、肉でもなく、製造でもなく、包装資材の問題で商品化が止まるとは思っていませんでした。
ナフサ不足の影響は、地方の小さなジビエ事業にも届いています
レトルトパックは、ただの袋ではありません。
高温で殺菌し、常温保存できるようにするためには、専用の包材が必要です。
そして、その包材には石油由来の原料が使われています。
現在、ナフサ不足などの影響により、包装資材の供給が不安定になっているようです。
大きな食品メーカーだけでなく、私たちのような地方の小さなジビエ事業にも、その影響は確実に届いています。
人とペットが一緒に食べられるジビエを作りたい理由
北九州ジビエが作ろうとしているのは、単なるペットフードではありません。
人も食べられる品質のジビエを、ペットにも安心して与えられる形にしたいと考えています。
イノシシは、地域では農作物を荒らす厄介者として扱われることがあります。
しかし、きちんと捕獲し、適切に処理すれば、命をつなぐ大切な地域資源になります。
人が食べる。
ペットが食べる。
家庭の中で、ジビエという地域資源を身近に感じてもらう。
そういった商品を作ることが、北九州ジビエの目指す形のひとつです。
命を活かすための商品づくりは、簡単ではありません
有害鳥獣として捕獲されたイノシシを、ただ処分するのではなく、食肉として活用する。
言葉にすると簡単ですが、実際には多くの課題があります。
捕獲のタイミング。
解体・精肉の体制。
衛生管理。
在庫管理。
加工方法。
販売方法。
そして今回のような包装資材の確保。
命を無駄にしないためには、現場の努力だけではどうにもならない部分もあります。
今回のレトルトパック不足は、まさにそのひとつでした。
商品化は止まっていますが、諦めてはいません
現在、人とペットが食べられるジビエ商品の製造は、レトルトパックの確保ができるまで一時的に止まっています。
楽しみにしてくださっていた方には申し訳ありません。
ただ、商品化そのものを諦めたわけではありません。
包材の確保ができ次第、改めて製造に向けて動き出します。
北九州の厄介者を、北九州の地域資源へ。
その思いは変わりません。
イノシシの命を、地域の食へ。
そして、人とペットが一緒に楽しめるジビエへ。
少し時間はかかりますが、形にできるように準備を続けていきます。
